Webアプリ講習会を開催しました11 August 2014

Webアプリ講習会を開催しました

8月11日、前日に凄まじい台風が吹き荒れた次の日、天候は打って変わって服にじんわりと汗をかくような猛暑です。
さて、C4K 明石高専ブランチでは、高専祭を楽しくするようなアプリケーションであるactifなども開発しています。
また、昨年頃から各地で話題になっているオープンデータを使ったアプリ開発もC4Kの活動の中心であり、actifやこれらオープンデータアプリはWeb上で動作するように実装される事も多く、Branch:Akashi ではこれらの技術習得は必須だという意識が広まってきました。
そのような背景があり、夏休みに入って間もない8月11日にWebアプリ開発講座を開催しました。
将来C4Kの中核を担う(はず)である明石高専低学年や、Web触ったこと無いけどやってみたい高学年、更にはC4Kの中心的指導教員である新井先生にも「Webなら俺に任せておけ!」という意欲ある学生が指導を行いました。

Webアプリ講習会

第一部「HTML/CSS」

13時から行われた第一部、HTML/CSS講座では、明石高専5年生の塚本英成くんが担当。
塚本くんはデザインを熱心に勉強している学生で、actifやその他Webサイトのデザインを行っていて、HTML/CSSについては上級生では随一の実力を持つ学生です。

テキストエディタとしてSublime text2を指定し、HTMLの基本について解説が行われます。
HTMLのみで記述したものは2000年頃に流行していたホームページ作成解説とかを行うWebサイトでも頻繁に取り上げられていました。
筆者も「7日で作るWebサイト」みたいな講座を熱心に読んだ記憶があります。
文字だけで構成されたテキストファイルがhtmlとして動くのは嬉しいですね。
まずはお手本を写経し、<head>、<body>、<meta>など基本的な書き方について解説がされました。
ところで塚本くんは”description”を”disstription”と誤字していましたが、それでいいのかデザイン担当。
ともかく、基本ページが完成しましたが、味気なさが…。
この味気無さを装飾するのがCSSの役割です。
CSSではHTMLの各要素の大きさや、色、文字サイズを変更出来ます。
CSSについては文字などを変える実践を行ってHTML/CSS講座は終了です。

第二部「Webアプリ(Ruby on Rails)」

後半戦では動的にWebページを動かすためのスクリプト言語を学ぶ講座に移りました。
みんなで学ぶ言語はRubyに設定。講師は明石高専専攻科2年生の泉将之くんです。
RubyやJavascriptが得意なプログラマで間近に迫った院試の勉強を投げ捨てて一時置いて、駆けつけてくれました。
講座ではWindowsユーザとMac/Unixユーザが混合して存在していたため、前準備の手間を減らすためにNitrous.ioを使用ツールに設定。
各自でアカウントを作ってRubyの実習に移っていきます。
まずはやはり”Hello World”から。
JavaやCに比べてシンプルな記法ですね。
更に基本となる変数の扱い方や文字列の扱い方も学習。
文字の足し算、掛け算などの使い方は下級生の学ぶC言語やJava言語などではあまり見ない物なので珍しい感覚があります。

次回の講習会は?

次回は「8/28(木)10:00〜17:00」 明石高専は停電日ですので…場所はまたお伝えします。
内容としては、今日よりもシッカリ Ruby on Rails による Webアプリ開発講習をやっていきます。

岩波 慶一朗Keiichiro IWANAMI