C4K 勉強会#1 in 明石&松江 開催レポート(午前の部)
高専では入学式を終え、後輩たちの高専生活がスタートしましたね!
明石は桜が満開、やっと暖かくなってきました。
Code for KOSEN も新学期の初めの行事として、4/6(日)に勉強会を開催しました。 「先取り!最近流行りの”アレ”」と題して、ITに限らず様々な分野の人を交えつつ 7時間 にも及ぶ、 長時間の勉強会となりました。
この記事では、勉強会の「午前の部」についてレポートしたいと思います。
勉強会の雰囲気については、togetter にツイートをまとめていますので御覧ください。
今回は明石会場(明石高専)と松江会場(オープンソースラボ)を Google Hangout にて接続、 2拠点での開催となりました。 また、一般配信についても、Google Hangout On Air を用いて行いました。
音響設備のトラブルなどもあり、少々時間がかかりましたが、なんとか多点開催を終えることができました。
午前の部
MIT App Inventor 2で簡単Androidアプリ開発
MIT App Inventor 2 はブラウザ上のGUI操作だけでAndroidアプリが開発できるという、開発環境です。
- ブラウザ上で開発が完結する
- ブロックをつなげるイメージでプログラミングできる
- 変更点がすぐさまアプリに反映される
Code for KOSEN メンバーであり、登壇者の新井イスマイルさんが実際にアプリを作成しつつ、 MIT App Inventor のアプリ作成手順について紹介しました。 実際に作成したAndroidアプリが実際に喋ると、会場からは「おぉー!」という声があがりました。
明石高専サイトには CC-BY-SA ライセンスでマニュアルも公開されているとのことなので、 気軽に試せそうです。 (参考: 公開講座「Androidスマホのアプリを作ってみよう」を開催しました)。 また、このマニュアルの原本は、MIT App Inventor 2の解説サイト(英語)であり、 「日本語に翻訳するプロジェクトをCode for KOSENで立ち上げませんか?」と会場に呼びかけました。
Code for KOSENのすゝめ ~ オープンデータ編
この勉強会の主催団体である「Code for KOSEN」の3ヶ月ほどの活動をレポートしました。 Code for KOSEN に参加している高専数は、既に 10高専(高専は全体で57校) となり、 これから高専をまたいだ活動が期待されます。 一方で、各高専のメンバー数が非常に少ないのが、少し気がかりでもあります。 高専内での広報活動も重要になってくると、呼びかけました。
続いて、現在 Code for KOSEN のメインプロジェクトとなっている、
「オープンデータ」について、改めて紹介しました。
まず、オープンデータが利用者・開発者にもたらす利点について紹介しました。
- データをオープンにすることで、自分たちが使いたいアプリを自ら作成することができる
- 様々なアプリが公開されることで、利用者の選択の幅が広がる
次に、オープンデータの肝となるポイントについて概説。
- オープンライセンス(CC-0, CC-BY, CC-BY-SA)であること
- オープンフォーマット(マシンリーダブル:CSVやXML, RDFなど)であること
最後に、これからの活動方針について紹介。
- 高専間共通のオープンデータフォーマットを作成
- ハードにも挑戦!?
- いっぱいイベントしましょう!
ぜひ Code for KOSEN の活動に参加しましょう!と呼びかけました。
Web APIとMashupして便利アプリをつくろう!
おもしろいアプリを簡単に作るためには欠かすことができなくなっているWeb APIとMashupについての解説,それらを活用したプロダクトの紹介を行いました. また,現在鋭意作成中の明石高専のオープンデータを簡単に扱うことができるWeb APIについて簡単に紹介しました.
【Android】外国人向けラーメン検索アプリを作る話
現在製作中のラーメン店検索アプリ. しかしandroidアプリ開発にはfindViewById地獄と言ったおなじみのシーン,スマートフォンアプリに必要な通信周りの実装,ちょっと気持ち悪い?Javaの仕様も相まって面倒なことがたくさんあります. そんな中で,「楽して」androidアプリ開発を行っていくために,「これは便利だ!」ってなるような公開されているライブラリを紹介しました. また,このアプリを作る上で利用しているAPIについても紹介しました.
Code for Matsue
Code for KOSEN にも所属している、佐々木君たちが設立した Code for Matsue の紹介でした。
まだまだ、活動方針などは固まっていないとのことですが、 メンバーには市役所の職員さんも! 街ぐるみでの活動が期待されます。 実は既に、6月にアイデアソンを開催することが決まっているそうなので、 目が離せません!
Code for KOSEN と Code for Matsue で、 お互いに協力しあって盛り上げていこう! という、前向きな意見もあがりました。